作品収集が現在進行形である、という意味を込めた「久留米市美術館のコレクションing」展。第4弾となる今回は、現在の飯塚市に生まれ、100歳を超えてもなお制作活動を続ける画家・野見山暁治を中心に取り上げます。
1920年に生まれた野見山は、1938年に東京美術学校へ入学し、第二次世界大戦のため繰り上げ卒業。終戦後は福岡や東京を拠点に活躍し、1952年から念願のヨーロッパに渡り12年間滞欧。帰国後は東京藝術大学で教鞭を執りました。
本展は、2021年度に氏から寄贈された8点を含む野見山暁治作品を軸に構成。他館ご所蔵作品を加えた約90点の関連作家作品で、野見山が見つめてきた100年にわたる日本洋画の展開をたどります。
このたび寄贈された野見山暁治作品8点のほか、坂本繁二郎や荒井龍男、香月泰男や尾花成春など、新たに久留米市美術館のコレクションに加わった作品をご紹介します。
本展は、東京美術学校に通っていた頃や滞欧期、東京藝術大学での教員時代とその後など、野見山の画業に大きな変化を及ぼした節目で時代を区切った5つの章立てによって構成します。
藤島武二や岡田三郎助、今西中通や田淵安一など、野見山が100年の間で出会った人々や同時代の画家たちの作品を、野見山との交流のエピソードを交えながら紹介します。
個人 | 団体 | |
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一般 | 700円 | 500円 |
シニア | 400円 | 200円 |
大学生 | 400円 | 200円 |
高校生以下 | 無料 | 無料 |