特徴的な建築で「丘の上の双眼鏡」と親しまれている北九州市立美術館は、1974年に公立の美術館として全国的にも先駆けて姿を現し、その5年後、福岡市美術館が都心部の憩いの場所である大濠公園に開館しました。以後、両館は展覧会をはじめとして様々な取り組みによって福岡の美術史を牽引し続けています。
今回の展覧会は、偶然にも2館のリニューアルが重なり、それに伴い両館の主要な作品を見ることが出来るようになった「夢のような」展覧会であり、それぞれが誇るコレクションから、フランス印象派から国内外の現代美術まで幅広く見渡すことが出来ます。
そして、2つの館が所蔵するコレクションが全く別の美術館でめぐりあうと、それぞれの作品が今までと異なる形で共鳴しはじめます。それは、新たな文脈を持ったコレクションができあがったかのような錯覚を引き起こし、まさに「夢の」美術館が誕生します。
福岡市美術館と北九州市立美術館の両館から「これはおすすめ」という作品を5点ずつ選んでもらいました。ドガ、ダリ、ウォーホル、そして、草間彌生や海老原喜之助なども登場します。
両館が所蔵する作品は、時代や国境を越えて幅広く、今回の展覧会ではフランス印象派から国内外の現代美術まで見渡すことが出来ます。どちらかが開館中であれば、決してめぐりあうことのない名画たちが織りなすハーモニーをお楽しみください。
両館とも、モネやダリなど、西洋絵画の名品を所蔵していますが、地方の美術館として地元福岡の作家を大事にしているところもポイントです。本展の中には、福岡や北九州、久留米に深い関わりがある作品も展示していますので、そちらもお楽しみに。
個人 | 団体 | |
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一般 | 1,000円 | 800円 |
シニア(65歳以上) | 700円 | 500円 |
大高生 | 500円 | 400円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
前売り (Pコード768-203/Lコード86082) | 600円 |