久留米市美術館では、2016年11月の開館以来、九州洋画を中心に体系的な美術品収集を進めてきました。本展では、「現在進行中」の久留米市美術館コレクションを、石橋財団や個人からの寄託作品とともにご覧いただきます。
藤島武二と教え子たち、画壇のライバルであった黒田清輝と吉田博など、画家たちの交友関係や、ちょっと意外な素顔などを7つの章の約130点で紹介します。
明治の美術教師・森三美から青木、坂本へ。さらに松田諦晶から古賀、松本英一郎らへ。孤高の画家として知られる髙島野十郎も、若い頃には同郷の画家たちと交流がありました。
百武兼行の油絵を見て画家を志した岡田三郎助。彼や藤島武二は東京美術学校で多くの後進を育てました。また、青木繁や坂本繁二郎、古賀春江らの作品は次の若い世代に大きな影響を与えました。
青木繁と和田三造、北島浅一と片多徳郎は同級生でした。黒田清輝と吉田博は、白馬会と太平洋画会をそれぞれ率いる好敵手同士。同じ時期に留学するなど、画家たちは様々な形で互いを知り、切磋琢磨しました。
反アカデミズムから出発した二科会や、そこから独立した独立美術協会で古賀春江や児島善三郎らは活動しました。一方、会に属さず制作を続ける画家たちなど、九州の洋画家たちの多彩な足取りを辿ります。
個人 | 団体 | |
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一般 | 500 | 400 |
シニア・大学生 | 300 | 200 |
高校生以下 | 無料 | 無料 |