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講演会「モーリス・ドニと日本:黒田重太郎を中心に」

展覧会「日本が見たドニ|ドニの見た日本」関連講演会

2024.11.30(土)

  • 申込不要(先着順)
  • 場所:美術館1階多目的ルーム

 

洋画家・黒田重太郎は、1910年代に渡仏し、帰国後には印象派の後の時代のフランス美術を積極的に日本に紹介しました。『モオリス・ドニと象徴画派』(1921)は日本で初めてドニを取り上げた本でした。しかしこの本が出版された頃には、黒田は再びパリに渡り、やがて、アンドレ・ロートやビシエールの画風を追うことになります。本講演は、戦後ドニの再評価が起こった当初よりドニやナビ派について斬新な視点で論じてこられた研究者をお招きし、黒田重太郎とのつながりを中心にドニと日本の関係をお話しいただきます。

講師:稲賀繁美 氏(京都精華大学教授、国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授)
日時:11月30日(土)14:00–15:30(開場13:30)
会場:美術館1階多目的ルーム
定員:50 名 全席自由/聴講無料/先着順

 

  ・・・講師プロフィール・・・
東京大学大学院で比較文学比較文化を専攻。フランス政府給費留学生として留学。1988年5月にパリ第7大学にて博士号取得。同年より東京大学助手、三重大学を経て1997年に国際日本文化研究センターへ。2005年からは総合研究大学院大学教授を兼務。2021年より現職。専門は国際文化論、文化交流史。
『絵画の黄昏:エドゥアール・マネ没後の闘争』(1997年・サントリー学芸賞、倫雅美術奨励賞、渋沢クローデル賞特別賞)、『絵画の東方 オリエンタリズムからジャポニスムへ』(1999年・和辻哲郎文化賞)、『日本の生活空間』(2014年・フランス建築アカデミー書籍部門賞)、『矢代幸雄:美術家は時空を超えて』(2022年)など著書多数。
学生であった1980年に「浮世絵と印象派展」のカタログにて第1回のジャポネズリー研究学会賞を受賞。続く1981年よりドニとナビ派をめぐる刺激的な論考を重ねる。

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