石橋正二郎記念館

石橋正二郎記念館は2026年2月14日に生まれ変わります。
久留米市美術館とともに開館した石橋正二郎記念館は、ブリヂストンの創業者である石橋正二郎を顕彰する全国唯一の公開施設です。
開館10周年を迎えるにあたり、2025年8月1日(金)から改修工事を実施し、設備やコンテンツを一新して2026年2月14日(土)にリニューアルオープンします。
再開までの間、どうかご理解とご期待を賜りますようお願い申し上げます。
「私が文化センター正門の壁面に、『世の人々の楽しみと幸福の為に』と記しております如く、此の文化センターに於ける、高尚な美術、音楽、映画、健全なスポーツ、園芸等の施設によって、市民皆さんの健康な趣味娯楽の普及、青少年の体位の向上、豊かさと平和と活動的な生活をもたらし、家族的な楽しみを増し、社会生活を正しく、明るい社会を作ることを信じ、我が久留米市の発展と、近代的文化都市建設の一端に寄与せんことを念願して止まざるものであります。」
石橋文化センター開園にあたっての挨拶より (1956年4月)
石橋正二郎
石橋正二郎は1889年、福岡県久留米市に生まれました。17歳のとき家業の仕立物屋を継ぎ、地下足袋の創製やゴム靴の製造を通じて全国的な企業へと拡大。1931年にはブリッヂストンタイヤ株式会社(現・株式会社ブリヂストン)を創業し、自動車タイヤの国産化に成功して、同社を、日本を代表する企業へと発展させました。一方で、若年の頃から数々の文化事業に取り組み、九州医学専門学校(現・久留米大学)の設立支援(1928)、ブリヂストン美術館(現・アーティゾン美術館)の創設(1952)、石橋文化センターの建設寄贈(1956)、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館の建設寄贈(1956)、東京国立近代美術館の新築寄贈(1969)のほか、数多くの寄付活動を行いました。「世の人々の楽しみと幸福の為に」という言葉には、企業経営と文化事業を通じて社会に貢献した正二郎の、生涯にわたる強い想いが表れています。
リニューアル工事による休館について
石橋正二郎記念館は、おかげさまで2026年に開館10周年を迎えます。
それに伴い、リニューアル工事を行うため、2025年8月1日(金)~2026年2月13日(金)の間、休館させていただきます。長期間にわたりご迷惑をおかけしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。
石橋正二郎記念館は、さらに充実した内容で2026年2月14日(土)にリニューアルオープンいたします。どうぞ楽しみにお待ちください。
アクセス
〒839-0862 福岡県久留米市野中町1015
※おおよその時間で記しています。